公務員試験はハイリスクハイリターンか?難易度は高くない!?
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公務員試験はハイリスクハイリターンか?
こういった質問を受けることがあるのですが、
実際の所どうなんだろうと疑問に感じたので、自分なりに整理してみました。
学生の人と社会人の人ではそれぞれリスクも異なってくるので、
各立場にある人の視点に立って考えてみました!
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公務員試験におけるリスクとは?
主には時間を使うこと、お金がかかること。
学生で言えば民間企業の就活に割く時間が減る。社会人で言えば、貴重な自由時間を失う…など。
公務員試験におけるリターンとは?
合格を勝ち取ること(自信)、安定した仕事に就けること。
福利厚生の整った職場へ就職できること…など。
また社会人の方は現在の職場によっては給料が上がることもあるでしょう。
(ほとんどの場合、民間から公務員に移れば給料は下がると思われますが)
ではリスクについてもうちょっと掘り下げてみます。
学生にとってのリスク
民間企業の就活をせずに、公務員試験一本で勝負する場合。
「新卒」時に民間の就活をしないのは
広い就職口を捨てることになるのでこれは確かにハイリスクかもしれません。
最近は「第二新卒」というものが出てきて、
新卒時とあまり変わらない条件下で就活をできるようにもなっているようですが、
それでも、新卒の貴重さは既卒になってみて初めて分かるものです。
これともう一つ、個人的に感じるリスクは
「最初に入る職場が公務員の環境」ということです。
どういうことかというと、
社会人になるにあたって最初に入る職場というのは今後の社会人生活のあらゆる基準を作るからです。(すべての人がそうなると断言はできませんが多くの人にとっては当てはまるはずです)
決して公務員(市役所)の仕事が楽というわけではありませんが、
民間企業と比べるとやはり緩い部分は少なからずありますので、
(離職者の割合が少ないのもこのことを裏付けているのではと思います)
ここが基準になってしまうのは長い目で見るとリスクなのではと感じます。
この件に関してはまた別の記事にて触れていきたいと思います。
【追記】その記事は作成済です!
最初に入る職場の影響力←
社会人にとってのリスク
すでに就職をしているので、生活に困ることはないでしょうが、
今の職場環境に不満があるから転職を考えているのでしょう。
転職活動には時間がかかりますし、
ましてや公務員試験ならまずは筆記試験のための勉強をしなければなりません。
これは仕事が終わった後の時間や、休日など、貴重な娯楽時間をかなり削ることになります。
結果が出なかった時は、
「もっと身になる資格の勉強をしておけば良かった…」
「あれだけ遊びの誘いも断ってがんばったのに…」などの後悔が出てくるかもしれません。
これを我慢できない人にとっては、
割いた時間がムダになるため、ハイリスクと言えるでしょう。
ですが仮に、
今の職場がブラックの場合。(ここでのブラックの定義は勤務時間の長い職場を指します)
在職し続けることによって、ジリ貧に陥ることの方がリスクの可能性もあります。
サービス残業も多く、休日も少ない。
そんな中貴重な休息時間を削って勉強をしていくのはかなりの精神力を必要とします。
少ない勉強時間では結果を出すのにも時間がかかってくるでしょう。
かといって試験には年齢制限もあるので、あまり悠長に時間もかけていられません。
ということで、
勉強時間取りにくい→結果出ない
年数だけ経過→ますます動きにくくなる
上記のような
負のスパイラルにハマるリスクもあるということを覚えておいてください。
この辺りは自分の状況をよく考えて思い切った行動を取ることも必要になってくるでしょう。
それでもリターンは大きい!
はい。
なんだかリスクばかりの話になってしまいましたが、
もちろんリターンはとてつもなく大きいです!
僕の場合は、
- 年間休日が増えた
- 給料も微量だけど増えた
- 精神的に余裕ができた
などなど、以前の職場では毎日かなりゲンナリしていたのが、人間らしい生活と感情を取り戻すことができました。(大げさだw)
では最後になりますが、
各々が置かれている状況によって、リスクの程度は変わってきます。
その辺りをよく見極めながら、
自分が進んでいく道を選択していって頂ければと思います(`・ω・´)