保健所に送られた犬や猫の殺処分の方法って?寄付で助けられる?
この記事はおよそ 3 分で読めます。
街の中で動物が死んでいたり、野良イヌや野良ネコがいたりすれば、
それらを回収しにいく仕事が存在します。
よく道路で野生の動物が死んでいても、いつのまにか掃除されているのを知っていますか?
すでに知っているかもしれませんが、
実はあれはその道路を管理する公務員の仕事になります。
死んでいるものは仕方ないのですが、野犬がいれば捕まえて保健所に送る。
これは実質的には駆除するのと同じ意味になります。
かつてはどこかの家のペットだった動物、
家族の一員だったはずのその動物を殺すのと同じことをするのです。
そして僕が務める役所も例外ではなく、その部署が存在します。
スポンサーリンク
どのくらいの犬や猫が殺処分されている?
現在でも年間で
およそ160,000匹もの犬やネコが殺処分されています。
そしてその内のおよそ60,000匹が離乳していない子犬や子ネコなのだそう。
毎日およそ400匹もの犬やネコが殺されていることになります。
保健所に引き取られる犬やネコの内訳は
- 捨て犬
- 脱走
- 野生動物の自然繁殖
となっており、
離乳していない子犬や子ネコが60,000匹もいる辺り、
捨て犬、捨て猫から生まれる自然繁殖も大きな問題と言えます。
責任感のない自分勝手な人間が、この悲しい現実を生み出しているのではないでしょうか。
殺処分の方法は?
保健所の殺処分の方法は「安楽死」ではありません。
二酸化炭素による窒息死で、言ってみれば
「仮死状態」のまま焼却炉に運ばれ、中には死に至る前に焼かれて処分されることもあるそうです。
そんな現実が実際に起こっているのです。
以下の動画は、彼らの視点から見た世界です。
犬やネコがどんな気持ちで死んでいくのか、一度考えてみてください。
助けることはできないの?
かわいそうだからといって、
すべての動物を引き取って面倒を見るのは不可能です。
もどかしいですが、こればかりはどうすることもできません。
しかし、協力することならできます。
以下のページから
たったの¥100で本を買うことが出来ます。(クレジットカード決済)
そして、その売上は殺処分防止の活動に寄付されるそうです。
この形なら負担にもならないし、間接的にではありますが、助けることができるのではないでしょうか。
僕たちにもできることがあります。
最後に
僕自身、柴犬を飼っているし、
本当にかわいくて家族の一員と言えます。
だからこそ、こんな現実があることが悲しいし、許せないけど、
できることは限られていて悔しい思いがあります。
今後、野良犬や野良ネコを捕まえる仕事のある部署に行った時、
きちんと向き合って仕事ができるか不安な面もあります。
生き物を飼うということがどれほどの責任感を伴うものなのか、自分勝手な一時の感情で大切な動物の生を左右するような選択はしないようにすること。
できるだけ多くの人の心に留めておいてほしい心がけです。
同じ志を持っている人はぜひご協力願います。
少しの手間で助けられる命があります。